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・経費の中身を知れ!
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『経費』と一口にいっても内容は様々です。
経営改善の第一歩として、経営者やマネジメント責任者が
行わなければならない重要な事柄の一つとして
『経費の中身を把握する事。』
が必ず挙げられます。
しかし漠然と『経費の中身を把握する』と言われても、
イメージが掴めない、
具体的に何をすれば良いか分からないという方も多いでしょう。
とにかく片っ端から調べてみる、というのも一つの手ですが、
(管理人はそうやって一つ一つを調べていきました。)非常に時間がかかります。
全体像が掴めるレベルまで継続して調べ続ける事が出来れば
最終的には経営改善には繋がりますが、
早期の店舗運営の改善と経営の安定を図る為には、
やはり全体像をなるべく早い段階で掴み、
重要となるポイントを見極めて、
そちらに時間と労力を重点的に注ぐ事が非常に大切です。
しかし上記の内容を十分に把握した上で、
経営者やマネジメントを行う指導者が、人材育成の為に
あえてポイントを教えずに新人に1から10までやらせてみるのは、
長期の経営計画の一端としては、非常に有意義な事です。
与えられた仕事を、ただただこなすだけではなく、
様々な角度から物事を考える思考力を養う為には、
やはり実際に自身で経験した事、失敗した事、体験した事柄の多さが、
思考の引出しの肥しになるのですから。
さらに新人ならではの先入観のない柔軟な発想が、
疲弊しきった会社の経営方針や現状に、
いい意味での大きな風穴をあける可能性も無いとはいえません。
優秀な人材も会社にとっては資産です。
将来的に会社に利益をもたらす事が出来る優秀な人材を育てる事は、
将来の経営リスク軽減を考えた時、
非常に重要な事柄の一つとして挙げられます。
こちらについての詳細は、いずれ別コーナーで記述させて頂きます。
少し話が脱線しましたので本題に戻ります。

冒頭で述べた通り
早期の店舗の運営、経営の改善、安定の為に必要なのは、
-
経営の全体像、問題点をなるべく早い段階で掴む事。
-
労力や時間を注ぎ込む価値のある重要なポイントを掴む事。
大きく分ければこの2つの項目です。
その為には、『経費の中身を把握する事』が大切な訳ですね。
しかし経費についてシラミつぶしに調べるのは、
人材育成の観点を除けば非常に不効率ですから
結局の所、一体何をすれば良いのか?
を具体的に考える前に
-
そもそも『経費』とは一体何の事を指しているのか?
-
『経費』とよく似た言葉、『費用』という言葉の意味は?
この2点についてまず最初に考えてみましょう。
これらが分かれば結果として、
『経費の中身を把握する為』には
『具体的に一体何をすれば良いのか?』 がある程度明確に見えてくる筈です。
こちらの2点については諸説様々ありますので、
下記に供述するのは、あくまで管理人の個人的な見解です。
視点や論点によっては、違う見解や相違点もあるかも知れません。
あくまでご参考程度にお読み頂ければと思います。

1、『経費』とは・・・・
様々な意味合いを持つ『経費』という言葉ですが、
一般的には『経営費用』や、『経常費用』の略称であると言われてます。
管理人はどちらかといえば『経常費用』の事、
つまり何かを行おうとする時、決まって必要な支出、
『経常的に掛かる費用』の略称を指していると解釈しています。
事業を営む上で、何らかの行動を起こす際には必ず『目的』が存在します。
その『目的』を達成する為の行動に掛かる支出の事を、
世間一般的には『経費』と呼ぶのです。
例えば
『飲食店で売上を上げる為に、新メニューを開発したい』
という『目的』を掲げたとしましょう。
その目的を達成する為には、
- 新メニュー開発の為の原材料の仕入に係る支出
- 調理に必要な機材の購入に係る支出
- 開発に係る時間に対する調理人の人件費
等様々な支出が発生します。
これらは全て『経費』になります。
ある特定の目的を達成、遂行する為に必要な支出を『経費』と呼びますが、
その中でも上記に挙げた支出は、最低限目的の遂行、達成に必要になる支出です。
『直接経費』
つまり
目的達成の為に欠かす事の出来ない支出
『経常的に発生する費用』の事を、総じてそう呼ぶのですね。
読んで字のごとしですが、直接掛かる経費の事です。
しかし上記以外にも『新メニューを開発する』という『目的』には
様々な支出が必要になります。
例えば、
- 市場調査の為の調査費用(参考書籍購入代,、ライバル店視察etc)
- 開発の為の調理に掛かる水道高熱費、日割り店舗家賃
- 人材雇用に係る社会保険関係の支出
- 新メニューの告知に係る広告宣伝費
等、直接掛かる費用以外にも、様々な形で支出は発生するのです。
こういった目的遂行の為に係る『直接経費』以外の
多岐にわたる様々な支出の事を、
『間接経費』
とそう呼ぶのです。

2、『費用』とは・・・・
『経費』という言葉は、
特定の『目的』に対して掛かる支出の事を指す、
という事は上記で述べましたが、対して『費用』とは、
もう少し広い意味での様々な要素を含んだ支出の事を総じて言います。
どちらかというと概念的な意味合いを多く含んだ言葉と言えるかもしれません。
少しわかりずらいかと思いますが、
『TOTAL COST』 = 『総費用』
等といった言葉をどこかで聞いた事があるという人は多いと思います。
つまり
何かを行おうとした際、掛かる支出の全てを指して『費用』と呼ぶんです。
その中には上記で説明させて頂いたような
『直接経費』や『間接経費』は当然含まれますし、
それ以外にも『投資行動』や『資産の維持管理』に掛かる支出も
全てが含まれているという事ですね。
今回挙げた例に沿って具体的に述べるのなら、
外食店舗運営の経営改善の為に
『新メニュー開発をして売上を上げる』という『目的』
を掲げるに至るまでには、
既に様々な支出が発生しているという事なんです。
つまり、
まず店舗を運営する会社がなければいけない。 ← 会社設立に係る支出
運営店舗を用意しなければいけない ← 内装や備品を購入に係る支出
維持、管理に係る費用 ← 物件賃借料、修繕費、保全管理料 etc に係る支出
等数え上げれば限がありませんが、

に至るまで、
発生する(もしくはした)、様々な目的に対しての
支出の全てを指して『費用』という言葉を使うのです。
※補足 『〜に対しての費用。』
(この〜の部分が何になるかで、意味合いは大きく違ってくる事もあるのですが。)

今回のメインテーマ
『経費の中身を知れ!』
を考える上での管理人の見解、
『経費」、『費用』の言葉の意味はお分かり頂けたでしょうか?
つまり
『経費の中身』について知りたければ、
まず『目的』を再度確認して、
その目的の遂行の為に係る支出を、一度全て洗い出してみれば良い。
という事なんですね。
会社は様々な『目的』を遂行する為の『プロジェクト』が
同時進行で何個も動いているのが一般的です。
その全てのプロジェクトの経費の中身を
全て把握しようとは思わずに (とても大変ですからね)
まずは一つの『目的』、『プロジェクト』についての
支出について徹底的に探ってみる事が大事です。
上記でも述べましたが、
具体的な『目的』の例としては
- 仕入れに掛かる支出
- 広告宣伝に係る支出
- 雇用に係る支出
- 維持管理に係る支出 etc
これらの中の、たった一つの『目的』の為の支出の中にも、
- 無駄な支出
- 使用用途が不明な支出
- 費用対効果が取れていない支出
といった物が必ず含まれている筈です。
そういった改善するべき支出、
つまり『経費』についての『気づき』は、
徹底的に検討、比較、削減等を考えましょう。
経費の中身を把握した上での大切なポイントは、
そういった 『気づき』 を決してそのままにしない事です。
どういった形でも構いませんから、必ず『結論』を出す事が非常に大切です。
『いつか直そう』 という考えは、結果的に人はやりません。
『気づき』 は極力、その場で直す。
これはマネージメントの基本でもあり、
店舗の早期経営改善の為の第一歩です。
『目的』に対する『経費』の中身を把握する事、
そしてそれらに対する様々な『気づき』
『気づき』から生まれる、『危機感』や『意識改革』
その中から生まれる 『改善策』や 『提案』 そして 『結論』。
これらを一つ一つ地道に積み重ねる事が、
冒頭に述べた
-
経営の全体像、問題点をなるべく早い段階で掴む事。
-
労力や時間を注ぎ込む価値のある重要なポイントを掴む事。
に繋がり、早期の店舗の経営改善に繋がる筈です。
『経費の中身を知る』
ごく当り前の事ではありますが、意外と徹底できていない事が多い、
店舗運営改善の為の最重要課題です。
次回はもう少し掘り下げて、
飲食店経営の全体像を素早く掴む上で非常に重要な
経費の種類とポイントについて、さらに詳しく解説していきます。
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